坐骨神経痛に効果のあるツボ:効果的なセルフケアガイド

坐骨神経痛とは? 

坐骨神経痛は、腰から足先まで続く坐骨神経が圧迫されることで生じる痛みです。この神経は体内で最も太く、腰椎からお尻、太もも、ふくらはぎ、そして足先までをカバーしています。圧迫により、ピリピリとした電気が走るようなしびれや痛みが生じ、重症になると感覚が鈍くなったり、歩行が困難になることもあります。

坐骨神経痛の主な原因 

■腰椎椎間板ヘルニア

腰の骨と骨の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫することで、痛みが生じます。無理な姿勢や突然の負荷が原因となることが多いです。

  

■腰部脊柱管狭窄症

加齢によって腰椎の管が狭くなり神経が圧迫されるものです。特に50歳以上の方に多く見られます。

  

■梨状筋症候群

お尻の奥にある梨状筋が坐骨神経を圧迫し、痛みを引き起こします。

坐骨神経痛改善に向けた姿勢チェック 

坐骨神経痛を軽減するためには、まず背骨の自然なS字カーブを意識しましょう。脊柱管狭窄症の方は腰の反りすぎに、椎間板ヘルニアの方は猫背に注意が必要です。理想的な姿勢は、骨盤のゆがみがなく、背骨がなめらかにS字にカーブしている状態です。

坐骨神経痛に効くツボと押し方 

セルフケアとして効果的なツボを紹介します。ツボを押す際は、力を入れすぎず心地よいと感じる程度の強さで、数秒押しては離すを5回程度繰り返すのが理想です。以下のツボを参考に、無理のない範囲で行ってみましょう。

 

■足三里(あしさんり)

場所:膝のお皿の下、外側のくぼみから指4本分下がったところ。

  

■解谿(かいけい)

場所:足首の前側の中央にある凹み。

  

■崑崙(こんろん)

場所:外くるぶしとアキレス腱の間の凹み。

  

■殷門(いんもん)

場所:太ももの裏側のちょうど真ん中。

  

■委中(いちゅう)

場所:膝の裏側の真ん中。

  

■承山(しょうざん)

場所:かかとからアキレス腱の上をふくらはぎに向けて押し上げていき、指が止まるところ。

まとめ 

坐骨神経痛は、体の不自然な姿勢や加齢などで引き起こされることが多いですが、ツボの刺激を取り入れることで改善が期待できます。無理のない範囲で定期的にセルフケアを行いましょう。また、専門的なケアが必要な場合は、医師や専門家への相談をおすすめします。

 

※注意

本記事は情報提供のみを目的としており、医療アドバイスではありません。健康に不安がある場合は、必ず専門医にご相談ください。