うつ症状と睡眠の関係:鍼灸で良質な眠りを

~寝屋川市の鍼灸院からお届けする心と体のケア~

はじめに

「夜、なかなか眠れない」「眠りが浅く、朝すっきり起きられない」「日中も頭が重く集中できない」
こうした睡眠の悩みを抱える方は少なくありません。

 

特にうつ症状や自律神経失調症と深く関係しているのが「睡眠の質」です。

 

寝不足や不眠が続くと心の不調が悪化し、また心の不調が睡眠を妨げる——この悪循環に苦しむ方は多いのです。

 

 

本記事では、うつ症状と睡眠の関係をわかりやすく解説し、さらに東洋医学の視点から鍼灸でどのように改善を目指すことができるのかをご紹介します。

 

うつ症状と睡眠の深い関係

うつと睡眠障害は「表裏一体」

医学的な研究では、うつ病患者の約8割が何らかの睡眠障害を抱えているといわれます。

代表的な症状には以下があります。

  • 入眠困難:布団に入ってもなかなか眠れない
  • 中途覚醒:夜中に何度も目が覚める
  • 早朝覚醒:朝早く目が覚めてしまい、再び眠れない
  • 熟眠感の欠如:眠ったはずなのに疲れが取れない

これらの睡眠トラブルが続くと、脳と体の回復が十分に行われず、気分の落ち込みや不安感が強まります。

 

自律神経の乱れがカギ

うつ症状や自律神経失調症では、交感神経と副交感神経のバランスが乱れやすくなります。

  • 交感神経優位(緊張・不安・イライラ)
  • 副交感神経優位(リラックス・眠気・休息)

 

本来は夜になると副交感神経が優位になり、自然な眠りへと導かれます。しかし心身の不調があると、この切り替えがうまく働かず、眠れない・浅い眠りになるといった問題が起こります。

 

東洋医学からみた「眠れない理由」

東洋医学では、不眠や眠りの質の低下は「心(しん)」「肝(かん)」「腎(じん)」といった臓腑の働きに関係があると考えられています。

  • 心(しん):精神活動の中心。不安や動悸、不眠と関係が深い
  • 肝(かん):気や血の流れを調整。ストレスで気滞を起こすと寝つきが悪くなる
  • 腎(じん):生命エネルギーの貯蔵庫。加齢や疲労で弱ると眠りが浅くなる

つまり「眠れない」という症状一つとっても、その背景にはストレス・血の巡り・エネルギー不足など、複数の要因が関わっているのです。

 

鍼灸ではこれらの不調を整えることで、自然と眠りの質を改善に導いていきます。

 

鍼灸が睡眠の質を整える仕組み

1. 自律神経を整える

鍼やお灸の刺激は、自律神経のバランスを調整する作用があります。特に副交感神経を優位にすることで、緊張を和らげ、リラックスしやすい状態をつくります。

 

2. 血流を改善し、体を温める

冷えや血流不足は眠りを妨げる大きな要因です。鍼灸は血流を促し、体を内側から温めることで「心地よい眠り」に入りやすくします。

 

3. 脳と心を落ち着かせる

 

ツボ刺激によってセロトニンやメラトニンといったホルモン分泌がサポートされると、気分が安定し、自然な眠気が訪れやすくなります。

 

実際の施術例(当院での取り組み)

当院(寝屋川市「鍼灸マッサージ広川」)では、不眠やうつ症状でお悩みの方に対し、以下のような施術を行っています。

  • 頭部・首肩まわりの緊張を緩める鍼
  • 背中や腹部へのアプローチで自律神経を整える施術

 

患者さまからは、
「夜中に目覚める回数が減った」
「翌朝の疲れが取れるようになった」
「不安感が和らぎ、眠れるようになった」
といった声をいただいています。

 

睡眠の質を高めるためにできるセルフケア

鍼灸施術に加え、日常生活の工夫も大切です。

  • 寝る前はスマホやパソコンを控える
  • カフェインを午後はできるだけ取らない
  • ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
  • 規則正しい生活リズムを心がける

 

こうした習慣と鍼灸を組み合わせることで、より高い効果が期待できます。

 

まとめ

うつ症状と睡眠の関係はとても深く、放置してしまうと悪循環に陥ってしまいます。


しかし、東洋医学の考えに基づいた鍼灸は、自律神経や血流を整え、心身を自然な眠りへ導いてくれる方法です。

 

もし「眠れない夜」に悩んでいるなら、一度鍼灸を試してみませんか?

 

寝屋川市にある当院「鍼灸マッサージ広川」では、うつ症状や自律神経の不調に寄り添い、じっくりとお話を伺いながら施術を行っています。


心と体のバランスを整え、良質な眠りを取り戻すお手伝いをいたします。 

 

どうぞお気軽にご相談ください。

 

鍼灸マッサージ広川

https://www.seitaifuki.com/