腰の椎間板にかかる圧力は、立っている時を100とした時、椅子に座っている時では140、座って前傾の姿勢を取ったならば185と言われています。
つまり、椅子に座っているだけで立っている時の1.4倍も腰の椎間板に負担がかかっています。
さらに、椅子に座って前かがみの姿勢では、立っている時の1.85倍も腰の椎間板に負担がかかっています。
デスクワークは腰に負担がかかってしまう原因です。
しかも、何時間も座っていると血流も悪くなってしまい、腰の筋肉に酸素や栄養が送られにくくなり、また老廃物も流すことが出来にくくなり、腰回りの筋肉のコンディションは最悪の状態となってしまいます。
腰痛の方では、ひどい場合、座っているよりも立っている方が楽と言って、立ったままの方もおられます。
腰回りの筋肉だけではなく、血流は全身をめぐりにくくなります。内臓にも影響がでてきます。心臓病のリスクも増加するとも言われています。
また、長時間座っていると脚が圧迫さて続けて血流が悪くなって、血流が滞ってしまい健康に悪影響を与えます。
【対策1】
骨盤や腰に負担がかかるような座り方を見直しましょう。
良くない座り姿勢としては、たとえば、猫背や前かがみである、机に対して斜めに座っている、足を組んで座っているなどです。
【対策2】
長時間の座りっぱなしは避けましょう。頻繁に立ち上がったり、歩いたりして腰回りの筋肉の疲労をリセットしましょう。
【対策3】
腰痛予防に特化した椅子やクッションを使用する。座るだけで正しい姿勢に導いてくれる椅子もあります。お金はかかりますが自分への投資だと思って購入を検討されてもよいでしょう。ちなみに正しい姿勢とは、簡単に言いますと骨盤が立つような座り方のことです。
【対策4】
腰回りの筋肉やお尻周りの筋肉に有効な体操やストレッチといったエクササイズを行う。これは、お身体の状態によりエクササイズの内容が個々人で違うので専門家に相談してみましょう。
【対策5】
デスクワークを立って行う。海外のオフィスではデスクワークを立って行っている企業もたくさんあります。長時間座りぱなしが健康に悪影響を与えることが分かってきています。日本でもその対策としてデスクワークを立って行う企業も増えてきています。
以上のような対策を参考にしていただければ、デスクワークが原因でおこる腰痛を改善できて、仕事の効率がアップすることでしょう。
※注意: 本記事は情報提供の目的であり、医療アドバイスの代わりにはなりません。健康上の問題を抱えている場合は、医師と相談してください。
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