東洋医学では内臓の働きを五臓六腑に分類しました。
五臓は「肝」「心」「脾」「肺」「腎」のことです。
六腑は「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」のことです。
とくに腰痛は腎と関係が深いです。
東洋医学で「腰は腎の府」といわれていて、昔から腰と腎臓には密接な関係があるとわかっていました。
腰のあたりに腎臓は位置していて、なんとなく腰痛に関係していると考えられることでしょう。
では、西洋医学ではどうなっているでしょうか。
西洋医学では、腰痛の原因となるいくつかの筋肉は、腎臓を包み込む膜とつながっていることがわかっています。
つまり、腎臓が疲れて腎蔵の機能が低下すると、腰痛の原因となるいくつかの筋肉に影響を及ぼして、腰痛を起こすこともある、ということです。
東洋医学では下記のことが腰痛の原因と考えられています。
1.「寒」が原因の腰痛
気温が低くて腰が冷えると血行不良で筋肉が硬くなり腰痛となるもの。
2.「湿」が原因の腰痛
たとえば、雨が降ると腰痛になるといったもの。腰が重だるく感じる。
3.「腎虚」が原因の腰痛
腎の陰陽のバランスが崩れたり、腎の衰え等が原因です。腰に力が入らない。
4.「瘀血」が原因の腰痛
ケガなどの後遺症が原因で腰痛になるもの。刺すような痛みがある。
「腎」は両親から受け継いだ生命力=腎精を蓄えているものと考えられています。過労や
老化などが原因でこの腎精が不足してしまい、腎が位置している腰の筋肉が弱ることで腰
痛になるとも考えられています。
※注意: 本記事は情報提供の目的であり、医療アドバイスの代わりにはなりません。健康上の問題を抱えている場合は、医師と相談してください。
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